葬儀で弔辞を頼まれたら

弔辞は葬儀のときに故人をしのび、遺族へのお悔やみの言葉として捧げるものです。

喪主や遺族から、故人と特に親しかった人に依頼されるものなので、辞退することはマナー違反です。快く引き受けるようにしましょう。また、自分から弔辞を申し出ても構いませんが、早めに遺族にその意思を伝えましょう。ただし、葬儀では他に弔辞をする人が決まっている場合もあるので、遺族の意向に沿うようにするとよいでしょう。弔辞は故人へ語りかける内容にするのが一般的です。葬儀では、故人に対する素直な気持ちを表現して構いません。内容を考えるときに気をつけたいのは、忌み言葉を使わず宗教に合った独特の表現・語句を使用する、死因や最期の状態に触れない、エピソードはあまり個人的になりすぎないということです。

巻紙に薄墨で筆書きしたものを奉書紙で包んで「弔辞」と表書きするのが正式ですが、最近は便せんに万年筆で書いたり、楷書体を使ってパソコンで作ることもあります。その場合には、市販の弔辞用用紙や白無地封筒を用いるようにするとよいでしょう。読み上げた弔辞は祭壇に捧げられ、遺族が保存しますから、キチンとした形式で用意するようにしましょう。

弔辞を読むときには、ゆっくりと心を込めて、ハッキリとした口調で読むのがポイントです。少なくとも数回は練習して臨みましょう。司会者に紹介されたら祭壇の前に進み、遺族、世話役、遺影の順に一礼して弔辞の包みを左手に持ち、右手で上包みを開きます。静かにゆっくりハッキリと読み上げたら、本文を元どおりにたたみ直して上包みに入れ、両手で祭壇に備えます。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *